異世界トリップ物の名作、ログ・ホライズンは必見だ!

Web小説の名作ログホライズンは読んで損なし!
ちょっと楽しめる小説を見つけましたよ。
「ログホライズン」というVRMMORPGを題材にしたファンタジー小説。
いわゆる異世界トリップ物とでも言えばいいのでしょうか。
VR(バーチャルリアリティ)MMOに接続しいていた数万のプレイヤーが運営のミスか神のいたずらかでゲームに良く似た世界へトリップするというものだ。
よくあるデスゲーム(死んだら終わり)ではなく、死ぬと神殿で復活するという優しいんだかひどいんだか分からん仕様。
ゲームの世界で死ぬことができないってある意味拷問かもしれん。
で、VRにありがちのとおり、五感や性欲、食欲などもしっかりと備わっているものだから、トリップ直後から大混乱。
一応ゴールは現実世界への帰還だと思うのだけど、当面のストーリーはサバイバルがメインになっている。
この世界でとにかく極悪なのが、どんなにおいしそうな料理でも、しけた味のしない煎餅のようなひどい味になるというとんでも設定。
飲み物も、何を飲んでも単なる色のついた水道水の味しかしないのが辛い。
永遠に囚われた牢獄のようなゲームの世界でメシがまずいとはコレいかにw
とまぁ、出だしから何か変な物語だったりする。
で、コレの特筆すべき点が最新の話までWebで閲覧できることだ。
本になって出版されているやつは誤字脱字の修正や加筆をしたものになっている。
今も投稿サイトの「小説家になろう」で絶賛公開中なので暇つぶしに読んでみるとおもろいですよ。
実はアニメ化もされていた。
天下のNHKで2013年から2015年まで放映されていたのです。
なんと1期25話、2期25話で、全話を通しで見ると丸1日かかる超大作になっている。
小説の世界がNHKでアニメ化されたこともあり、作りもしっかりしている。
深夜アニメによくみられる作画崩壊もなく、最初から最後まで一定のクオリティーが維持されたのは素晴らしいことだと思う。
特に最近の深夜アニメは酷いのが多いからねぇ。
諸説の活字ではイマイチ伝わりにくかった世界観(特に食い物)もアニメ化されることで「ああ、そういうことか」とすんなり受け入れることができたのは大きい。
アニメ化にあたり小説も結構売り上げを伸ばしたとかで、Web小説発祥の作品としてはWin-Winだったではないだろうか。
Web小説が書籍化された作品は玉石混淆なので、こうした楽しめる作品は貴重だ。
MMORPGを経験している人なら世界観などもすんなり入ってくるのでぜひ一度読んでみるといいかもしれない。
まぁ、アニメだけでも十分楽しめるのでそっちの方がお手軽ですが。